求人数 150 件 2025/01/18
The Longreach Group Inc.
ロングリーチグループは独立系プライベートエクイティ投資(※1)会社。日本を中心にアジア地域における戦略的プライベートエクイティ投資を行う。
モルガンスタンレー投資銀行部門のマネージングディレクターであった吉沢正道氏、UBS証券日本社長を務めたMark Chiba氏らにより、2003年に設立された。
香港拠点のロングリーチグループ・リミテッドと東京拠点の株式会社ロングリーチグループにより構成される。
投資銀行、戦略コンサルティングファーム、総合商社など、各分野のトップティア企業での経験を持つメンバーを多数擁し、自主性と主体性を重んじるフラットな社風を特徴とする。
東京拠点の同社は、日本とアジア市場に関するデータや情報を収集し、投資ファンドが投資案件の発掘調査を行うためのコンサルティング業務を提供。また、東京オフィスと香港オフィスの密接な協働のもと、投資先企業の中国本土・アジア進出もハンズオンで支援している。
日本と香港の拠点に加えて、日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのCEO経験者による「グローバルアドバイザリーボード」を活用しながら、グローバル視点での世界経済動向のマクロ分析、各産業分野の競争環境分析、投資案件分析、投資先企業の企業価値向上プランの策定などを行い、企業の国際競争力強化を支援する。
ロングリーチグループでは、主に大企業グループの非中核事業に位置づけられる子会社や事業部門を切り出す「カーブアウト(※2)」と、中堅企業の「事業承継」をテーマにミッドキャップ(※3)案件に投資を行い、事業構造改革による競争力の強化や海外進出などを支援している。
投資対象分野は、日本におけるコンシューマー関連、製造業・産業テクノロジー分野、ビジネスサービス分野の3つの産業セクターを中心とする。
これまでに4つのファンドを設立し(2024年現在)、国内外の機関投資家、年金、金融機関、大学基金、政府系ファンドから累計で約23億ドル(約2,500億円)のLP(※4)出資を受け、運用を行っている。
ロングリーチグループがカーブアウトの対象とするのは、優れたビジネスモデルや技術を持つものの、新たな事業環境と国際競争に対応する変革力・スピード・経営リソース・戦略投資の不足により低成長・低利益率にとどまっている企業。同社の独自のネットワークで発掘し、適正な評価価格での投資とハンズオン支援を実施する。
同時に、同社のネットワークを活用して人材などのリソースを供給するとともに、支援先企業の社員一人ひとりの意識改革を促すことで、収益力強化や潜在的成長分野の開拓を支援する。
事業承継では、創業家からの株式買収を行うだけではなく、承継した事業の成長を促す事業支援プログラムをハンズオンで提供する。中堅・中小企業が抱えるデジタル戦略やアジア展開という課題に対して、東京と香港の専門チームによる支援を行っている。
同社のプライベート・エクイティ投資は「ミッドキャップ分野のコントロールバイアウト(※5)」をフォーカス分野としている。経営権を取得したうえで5年間の事業改革・成長プランをハンズオンで実行し、投資先企業の成長と競争力強化の実現を目指す。同社のネットワークを通じて、投資先企業の事業改革と成長に必要な経営人材を派遣するとともに、社外取締役を中心としたガバナンス体制の構築を行い、企業価値の向上を実現する。
社名の「ロングリーチ」は航空用語で「無給油で長く飛べる」という意味がある。
日本国内にとどまらず、アジアの成長、世界の成長を取り込んでいけるような支援ができるグローバルな会社をつくりたい、日本経済の再編に向けて中長期の目線でサポートしたいという創業者の想いが込められている。
(※1)プライベート・エクイティ(Private Equity)投資:未公開企業の株式への投資
(※2)カーブアウト(carve out):会社分割の1種で、大企業グループの非中核事業に位置づけられる子会社や事業部門を切り出し、新会社として独立させること。
(※3)ミッドキャップ(mid-cap stocks/mid-caps):時価総額が10億ドルから50億ドルの中堅公開企業の株。中型株。小型株の成長性と大型株の安定性を兼ね備えていて、投資対象企業数も多い。
(※4)LP(Limited Partnership)投資:対象のスタートアップに直接投資するのではなく、VC(ベンチャーキャピタル)などが組成したファンドを通して投資を行うこと。
(※5)バイアウト(Buy Out):経営再建、事業継続、収益拡大を目的として、議決権の過半数となる自社の株式を買収する手法。
社名 | 株式会社ロングリーチグループ |
代表 | 代表取締役兼パートナー 吉沢 正道 |
設立 | 2003年10月 |
所在地 | 東京都千代田区麹町1-12-1 住友不動産ふくおか半蔵門ビル3階 |
以下にロングリーチの理念を引く。
ロングリーチグループは、日本企業の成長を中長期的視点で支援する事業支援投資会社として2003年に設立されました。
投資先の役職員の皆様との信頼関係、専門的な業界知識及びグローバルなネットワーク、企業価値の向上に役立つ多様な事業支援リソースの提供を通じ、日本及びアジア経済の成長に資する企業の永続的成長に貢献します。
また、こうした質の高い投資活動を通じて、グローバル投資家の皆様への安定的なリターンの確保を目指します。
企業と投資家の信頼されるパートナー(“Trusted Partner”)でありたい、私たちロングリーチグループの理念です。
同社の「価値観と社風“Values and Culture”」に共感でき、チームとして投資と経営に関わっていける人物。
PE投資プロフェッショナルとして、日本の中堅企業の競争力強化と世界市場への展開・飛躍、産業全体の活性化を後押ししたいという意欲を有する人物が望ましい。自分自身で判断して能動的に行動できるアントレプレナーシップを持ち、経営者・従業員・投資家などの多様なステークホルダーと信頼関係を構築できる人物にとっては、同社でのPE投資実務はチャレンジしがいのある業務といえる。
経験豊富なメンバーと協働しながら、日本企業の海外進出をハンズオンで支援するグローバル水準のPE投資家としてのキャリアを歩むことができる。
また、東京オフィスと香港オフィスとの日々のコミュニケーションにより、グローバルな視点を磨くことができる。
同社では、投資案件発掘・投資先企業の価値創出・エグジットの投資サイクルを通してESGの視点をリスク管理及び価値創出の観点で取り込み、ESGの適切な運用をモニタリングしながら投資リターン創出に努めている。
ESG方針・ガイドラインとその適切な運用は、ジェネラルパートナーが最終決定を行う。
社員に対しては、定期的にESGトレーニングを実施している。
※このページの内容は、 コンコードエグゼクティブグループが、独自に調査、執筆したものです。
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